【感想】ルミナスウィッチーズ第11話「わたしとみんなのうた」感想・小ネタ記事:あの楽譜を音にすると? 次回タイトル「𝄋」の意味は? ニーソ脱ぎGIFもあるよ
ワールドウィッチーズ-レポート・コラム-
アバン
みんなジニーのことが心配
荷造りをするジニーの部屋に使い魔たちも心配で見に来た様子。でもこの光景をジニーが見ることはできないんだよなぁ。
ワールドツアーの途中で買ったような品々。思い出が増えて荷物が入らなくなっちゃうというお決まりの展開、いいよね……。
Aパート
ジニー自身の決断
ガリア凱旋記念式典への出演が決まったルミナスウィッチーズ。この時点で10月なので公演が行われる12月まではあと1~2か月あるわけですが、ジニーの出演は……。
それでも一緒に歌えると信じるミラーシャ、そして使い魔を返してあげただけでウィッチをやめたわけではないと主張するいのりでしたが……
グレイス隊長「でも音楽隊を去るのはジニー自身の決断なの」
8つの星
いつもは★が9個あるのですが、8個しか……本当にいなくなってしまうのかジニー……
ポンコツだから
ジニーの部屋を訪れたいのり。自分たちと歌いたくないの?と質問しますが、ジニーにとってはウィッチでもないポンコツな自分はそこにはいられないよと説明。当然いのりは納得していないようですが……。
「ポンコツ」のことを「ぽんぽこ?」と思いだしたジニーですが、1話でいのりが「リュドミラ」を言えなかったのに対してジニーはスラスラ言えていたシーンの対比になってていいですね……。欧州の言葉と扶桑の言葉でそれぞれ感覚が違うのです。
ジニーと出会った頃のモフィ
あぁ~、これで理解できました。今までジニーがしきりにモフィのことを仲間のもとに返したいと言っていましたが、なぜそこまで仲間のもとに返したがるのかが腹落ちしなかったのです。
だって、当のモフィがこれじゃん?
でも出会った頃のモフィがこんな小さい姿だったならば、モフィと一緒にいたいということよりも、仲間の元に返すことを優先する思考に行きつくことも合点がいきます。
ウィッチになる女の子たちは使い魔と契約してウィッチになれば、軍に見つかったり自分から軍に志願したりするのがこの時代のいわば「普通」なんでしょうけど、ジニーは田舎育ちで使い魔という概念も知らなかったので、使い魔としてではなく捨てられた子犬が友達になったような感覚だったんじゃないかな。
グレイス隊長
グレイス「忘れないでジニー。私はあなたの歌が好き。あなたがどこにいても気持ちのままにいられるよう、願っているわ。」
ポンコツ感がにじみ出ている我らがグレイス隊長ですが、ここでジニーにアドバイスする内容がすごい的を得ているんですよね。オブラートに包みすぎてジニーにはあんまり刺さってないんでしょうけど。
ジニーの考えを聞いているたびに思うのが、自分はどうしたいというのがないんですよね。これまでモフィと一緒にいて楽しかったし、その過程でルミナスのみんなと会えて、一緒に歌えて楽しかったから、もうそれで充分! あとは余生をゆっくり過ごすね……という14歳で終活モードに入る達観ぶり。
でもこれはモフィを仲間のもとに返すことが今までの自分の目標であったということと、ジニーは聞き上手だけど発信上手ではないというバックボーンが、ジニーがこういった思考に行きついた要因なのではないかと思います。もうちょっといのりが押していれば残ってくれた気がするんだけどなぁ。
「使い魔は魔法の杖ではありません。ウィッチにとって彼らは、出会ってからそばを離れるまで、家族であり、友人であり、時に戦友なんです。」
ウィッチだった者にしか分からない感覚だよなぁ。
ジニー失踪
翌朝、ジニーの部屋には軍服と1枚の手紙だけが残されていました。
「私がどこにいても、きっといろんな場所でみんなのうたを聞けるので、寂しくないと思います。」
うん、お前はな。
同じく馬鹿じゃないの!と怒るミラーシャちゃん。うんうん。気持ちは分かるよ。
あとジニーちゃんが制服脱いでるシーンもいいよね……。脱いだ後の靴下とかいい匂いしそう。クンカクンカしたい。
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ライブに向けた準備
ガリア凱旋記念式典のライブ会場はパリのエトワール広場。日本でも有名な凱旋門「エトワール凱旋門(Arc de Triomphe Etoile)」があるあの広場です。
そしてセンターはガリア出身のエリー。自分じゃなくてジニーがいると思わず言ってしまい、めちゃくちゃ重い空気になる面々。いつもは空気を察することのできるエリーがこんなことを言ってしまうくらいですから、エリー自身の動揺もかなり大きいのかも。何とかしろアイラ。
8人になることと新しい楽曲が追加になることでフォーメーション更新が必要になるため、気合が入るマナマリアいい……。
そしてこれは新しい衣装のための採寸……? などと言っているといのりが今の自分たちにできるのかなとプレッシャーを感じ始めているようで。
そんな中、アイラはジニーが実は転属になる予定だったことを明かします。チェリャビンスクでのあの魔導波によって、ジニーの能力の優位性に気付かれたわけですが、あのジニーの声はインカムごしの声ではなく魔導波を通じて通信されていたってことなのかな。ということはあの場面でモフィがレベルアップしたとも取れるかも。
アイラの話が追い打ちをかけるようにいのりを悲しませますが、それを見たエリーもどこか申し訳ないよう表情で……。リーダーもサブリーダーも機能していないルミナスウィッチーズは大丈夫なのか……?
季節は過ぎて……
季節は冬に向かっていきますが、ジニーはお世話になった酪農家の家にいてお手伝い中。いなくなったモフィのことを呼んでしまったり、空を見上げたりとまだまだ前の生活を引きずっている様子ですが、こことルミナスの基地は近いはずなので、ルミナスのみんなとどこかで会いそうな気もしますがどうなんでしょう。
というか、おっぱいデケェ!!!
アイキャッチ
空を見上げるグレイス隊長。使い魔のことやジニーがいなくなったことに思うところがありそう。ポンコツだけど、この11話までアイラとエリー以外にはそういった部分をあまり見せなかったのは偉いですね。
Bパート
いのりとミラーシャ
新曲の制作に取り掛かるいのりとミラーシャですが、いのりは「ジニーがいなくなったこと」と「一般のお客さんが入らないこと」の2つにより曲作りが難航中の様子。
「そんなの、ジニーがかっかりしちゃうじゃない!」
ジニーちゃんはジニーちゃんのやりたいことを成し遂げたんだから喜ばないといけないのに……といういのりの言葉に感化されたミラーシャちゃん。一見するといのりを鼓舞しているだけに見えますが、ミラーシャ自身もおそらく作詞に悩んでいたと思うんですよね。何かを成し遂げたジニーに胸を張って歌を歌えるように頑張らないとと自らも鼓舞しているように見えます。
2段目までを音にするとこんな感じ。「ジニーに胸を張れるような」新曲、楽しみだなぁ。
マナとマリア、シルヴィとジョー
フォーメーションも衣装もなんやかんやで9人分作ることになったけど、ここの9人作る動機が「ジニーがここにいたこと」を証明してていいよね……。メタ的に見てもここからジニーが復帰したとしても全然問題ない作りになってるのがヨシ。
アイラとエリー
珍しくエリーがお気持ちになっている第11話。精霊ではないですが、かつて自分の故郷にいた猫と別れた時に大切な存在と別れる辛さを知っている分、自分のせいでジニーも辛い思いをしているかもしれないと思っているのかも。
アイラもリーダーとして引っ張らなくちゃいけないのにどうしたらいいか分からない感がありますね。放送当時は熱血で頼れるリーダーなのかなと思っていましたが、始まってみると意外と脆い部分も多くてそこが逆に魅力的だったりするのですが。
ロンドンの街並み
ジニーは第2話でお世話になっていた牛乳屋さんに再び居ついていましたが、それは再びおじいさんの状態が悪くなり引き留められたから。調子が戻ったのでジニーも故郷に戻ることになりますが、その道中で見たのは……
やってきたのはロンドンの主要ターミナルの1つ、キングスクロス駅。
キングス・クロス駅
イギリスの主要鉄道幹線の1つであるイースト・コースト本線の南の終着駅となっている。駅はカムデン・ロンドン特別区内のキングス・クロス地区に位置している。 すぐ西隣にはユーロスターの終着駅であるセント・パンクラス駅があり、2つの駅はロンドン地下鉄のキングス・クロス・セント・パンクラス駅を共有している。ユーストン駅も近く徒歩圏内である。
1852年に完成した駅舎はイギリス指定建造物1級に指定される文化財である。特に錬鉄製のトレインシェッドは最も古い時代の建築である。
ホーム全体を覆う屋根のことを「トレインシェイド」と呼びます。ここから出ている鉄道はイギリスの東側の海岸を通って北のスコットランドはエディンバラまで向かうそうです。ジニーちゃんの故郷はもっと北の方だとは思いますが。
この駅は「ハリーポッター」にも登場したので馴染みのある人も多いのでは。
ラジオから聴こえてきたのは
駅のホームの片隅にあったラジオから聴こえたのは、ロンドンでのパレードを終えてこれからパリに向かうルミナスウィッチーズのスピーチ。ジニーが離脱してから約2か月が経ち、いよいよガリアでの本番の時。
ガリアの復興はまだ始まったばかり。散り散りになった人々もまだ故郷の土を踏めずにいます。
ですが、たとえ今は大切な人と離れていても、仲間や家族のことを想う心は私たちも皆さんと変わりません。
大切な誰かに届くよう、皆さんも一緒に歌いましょう。
あっ、いい……! きっとこの2か月の間、8人は色々なことを思ったと思うんですけど、ミラーシャの言っていた「ジニーに胸を張れるような」楽曲ができていたとして、おそらくメンバー全員がその気持ちを共有できたと思うんですよね。
メンバーの中でも一番悩んでいたリーダーのアイラも、きっとその気持ちに感化されて前向きになれたからこそ、このスピーチになったんじゃないかな。ミラーシャちゃんマジ主人公。
ジニーにとっての「1番の場所」って?
ジニーはモフィの1番の場所を見つけたように、今度は自分の1番の場所を探している最中のはず。アイラのその言葉を聞いたいのりは思い出したかのように泣き出します。もっと一緒に歌いたかった……! しかしここは主人公・ミラーシャちゃんが一喝!
ミラーシャにはアイラを超えるような存在になってみせるという明確な目標があるのが強いよね。
11話のマナマリアは良い感じにシーン挿入されてていい……
一方のジニーはというと、ロンドンから発車を待つ列車の中。ロンドンでの思い出を振り返り、楽しかったなと思いを馳せますが、そこが1番の居場所じゃないのか? おい、ジニー!
歌を歌おう
夢を一つ願ってみよう 思い切って声に出して
好きなメロディを奏でよう 今日のリズムが高鳴って
!!!?
世界のどこにいても
空が何色になっても
歌を歌うきっかけをくれたモフィと別れ、歌を歌うことをやめたジニー。でも自分とみんなで残したルミナスウィッチーズの曲は、街の皆に歌ってもらえるくらいに届き、そして残っていました。
自分の気持ちにふたを閉めていたジニーでしたが、歌を歌ってもモフィと独りぼっちだった自分が、こうしてみんなに歌を届けられたこと、そして一番大切な「歌を歌う」ことの魅力を再確認します。
落ち込んだ時も、なんでもない時も、歌を歌うと幸せな気持ちになれるから!
この気持ちを思い出させてくれた乗客の皆に感謝の気持ちを伝えると、そこにいた子供たちからジニーだと気づかれた!?
ルミナスウィッチーズって子供きっかけで作品が動くことが多いですよね。感情をストレートに表現できる年代だからこそではありますが、夢や希望を歌に乗せて届けるルミナスウィッチーズの原動力が子供というのも、これからのこの世界に明るい未来がきっと来ると感じさせられます。
簡単だけど自分には一番難しかった「自分にとって一番の場所」に向かうジニー。
やっぱりジニーは笑顔が一番!
ルミナスが私にとっての一番
一方のルミナスウィッチーズはガリアに向けて離陸直前。グレイス隊長の時計を見る仕草と表情を見る限り、ジニーのことを待ってたんだろうなぁ。
離陸開始直後にジニー登場! 主役は遅れて登場するものとはよく言われますが、いくらなんでも遅すぎである。
特にこのエリーの顔よ……ルミナスはキャラ全員にちゃんと心情描写を与えてるのがいい……
普通だったら銃で撃たれそうな描写ですけど、敬礼してるところから察するに実はまだ退役処理を行っていなかったりするのでは? グレイス隊長ならやりそうな気がする。
「わたし、やっとわかった!ルミナスが私の一番なんだって!」
ルミナスウィッチーズ、テイクオフ!!!
まとめ
ルミナスウィッチーズ、王道展開なんだけど丁寧な描写が多いので心に刺さるアニメだなぁ。特に第10話からの流れはクライマックスに向けてキャラの心情が動きまくりで、観てて非常に疲れた……楽しい……
第1話から考えるとみんなキャラの個性がそれぞれ立つようになってて、こういうイラストでも色々想像できるようになったよね。その分可愛さが増してるというか。
𝄋(セーニョ)
「最終回! みんなの世界、そしてFlying Skyhigh」
最終回とか言わないでぇ😭😭😭(いのり風)
タイトルに出てきた「𝄋」というのはセーニョと読む音楽用語です。イタリア語で「しるし」の意味を持つのですが、使い方としては同じ譜面を繰り返す場合に戻ってくる目印として使用されます。
そして「𝄋」の次にあるのは「Flying Skyhigh」。これはルミナスウィッチーズがユニットとして活動を始めてから1番最初に歌った楽曲のタイトルでもあります。2019年3月に披露されたこの曲こそ「ルミナスウィッチーズ」の始まりの曲になるのですが、その楽曲に戻ると読んで取れますね。
個人的にはエンディングで流れるんじゃないかと思いますけどね。最終回、観たいかと言われれば観たいですけど観たら終わるんだよな……。
ガリア公演ではこの新しい衣装も着用するでしょうし、OPテーマでのシーンにはモフィもいるんですよね。結局モフィは仲間たちと一緒にガリアに行った可能性が高いので、再会できる可能性は十分あるんですよね。まぁモフィ戻ってきたら転属の話とかあるんですけど、はたして……
そういえばこのステージ、エトワール広場での公演ってことはもしかして凱旋門の屋上だったりするんだろうか。観客はどうやって見るんだって話になりますが。
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