【感想】ルミナスウィッチーズ 第5話「まっしろリボン」の感想・小ネタまとめ:メンバーが訪れたローマの場所は……
ワールドウィッチーズ-レポート・コラム-
アバン
シルヴィのリボン
レッスン中に汗をかいているシルヴィにリボンをあげるジョー。シルヴィはリボンで髪を結おうとするのですが、その姿にハッとしたシルヴィはつけるのをやめます。
▼言われてみればシルヴィはステージ衣装の時にリボンをしていた
▼前回のステージではリボンをしていない
眠そうなマリア
首カックンしてて芸が細かいw
Aパート
ランカスター
ランカスター
A・V・ロー社が開発し、イギリス空軍などで運用された四発戦略爆撃機。
MVから登場していましたがルミナスウィッチーズ仕様のランカスター。通称「ルミナス号」
— 佐伯 昭志 (@sae980) August 2, 2022
大柄ですが胴体の下半分はカーゴスペースなので居室はやや狭めです。
耐用年数が近くなり戦線を離れた機体を回してもらったということで。 pic.twitter.com/9AxJIocatg
積み荷にうっすら模様がついていますが、メンバーカラーと使い魔ですかね。左の積み荷には赤い犬の模様っぽく見えるので、ミラーシャのユニットや備品かな。
ガリアのネウロイの巣
第1話ぶりに登場のネウロイさん。ちーっす。
時は1944年初頭。まだガリアにはネウロイの巣が健在で、このネウロイの巣が取り払われるのは501部隊の活躍?を待つばかり。
個人的にはガリア奪還後の祝勝パレードにルミナスウィッチーズが出るんじゃないかなと思っていて、それが終盤になるのかなと想像しているのですが、ここで思わせぶりに挿入してきましたねー。
ルミナス5話
— 島田フミカネ fantia https://fantia.jp/fanclubs/319092 (@humikane) August 5, 2022
ガリアの巣が遠方に。501時間軸だと、宮藤が渡欧してちょっと経ったくらいの時期でしょうか。
アイキャッチは3話ミラーシャの時もでしたが、本編の空気感に沿うようにすると、ちょっとアンニュイになったりしますね。
折り紙の花
ウィッチでありながらも高所恐怖症であるいのりが気を紛らせるために折っていた折り紙。その中でも花の折り紙を目にしたシルヴィですが……?
1stライブはローマ
現実世界では所沢でしたが、アニメではローマが1stライブの場所。つまり所沢はローマだった……?
出たくない
ロマーニャのステージには出たくないと隊長にお願いする理由は、父に知られたくないから。グレイス隊長は転属の理由やシルヴィの出自を知っているように見えますが……。
ローマでのビラ配り
どこからどう見ても不審者である。
ミラーシャがビラ配りをしているのはローマのカンピドーリオ広場。床の模様が特徴的な広場です。
一方いのり、アイラがビラ配りをしているのはローマにあるカンポ・デ・フィオーリ広場と思われます。ミラーシャ嫉妬すんなw
いのりが話しかけた像はこの広場の中央に位置する哲学者ジョルダーノ・ブルーノの像でしょう。ミラーシャのいた広場とは結構距離が離れていますがそれはご愛敬ですかね。
普通の動物は使い魔に見える?
モフィの仲間を探すべく、ジニーちゃんが尋ねたのはおじいさんの飼い犬! 飼い犬はモフィのことを認識できているようですが、動物であれば使い魔を認識できるのでしょうか。
お母さんとの別れ
「ローザ様」と話しかけられて動揺するシルヴィ。そして幼少の記憶にある母との別れ、父から呼ばれる名前「シルヴァーナ」。何が何だかですが、ロリシルヴィ可愛いブヒィ!!!
ちなみにお墓はローマにあるチミテーロ・ヴェラーノと呼ばれるローマ最大の共同墓地です。
青い桔梗の花
シルヴィの父と思われる男性が花屋で購入した青い桔梗の花……。花言葉的には「永遠の愛」「気品」だそうです。エモエモのエモ……。
ローザ・アデライーデ・カリニャーノ
お父さんが「毎年すまない」と花屋に言っていたセリフからするに、ちょうど節目とするならば今は命日の6月頃、1944年の6月頃かもしれません。。
シルヴィの苦悩
シルヴィはその血筋のせいで軍に入っても前線で飛ばせてくれませんでした。家から止められているのかと思っていましたが、どちらかというと軍が忖度して止めていたんですね。
誰もが自分のことを血筋でしか見てくれないため、音楽隊に入ったシルヴィは身分を隠すことにしましたが、みんなに嘘をついていることに辛さを感じているようです。シルヴィとシルヴァーナ、どちらが本当の自分なのか……。
アイキャッチ
ふつくしい……。
Bパート
クーポラ
クーポラとは教会建築などにみられる、半球形につくられた天井のこと。しかしシルヴィ曰く、これはだまし絵。
▼ローマにあるサンティニャツィオ教会には実際にクーポラのだまし絵がある。
ワールドウィッチーズの世界にはキリスト教などの宗教が繁栄しなかった世界ですので、教会ではなく公会堂のような施設かもしれません。そのため装飾が派手じゃないのでしょう。
嘘でも綺麗
「すごい?でも嘘よ。本物とは違うって、裏切りじゃない?だまされたのよ。それってすごいかな。」
みんなに嘘をついている自分をだまし絵に重ねて自分に嫌悪感を抱くシルヴィ😭😭😭😭
「でも綺麗だなって思ったのは本当だよ。これが絵なら、私この絵好きだな。」
「お腹空いたから、一緒に帰ろ?」
お前が主人公だ……!!!!
戦うウィッチじゃない
チラシ配りをしていても、戦うウィッチだと思われたりとやはり前途多難な様子。でもアイラは自分たちは全力を尽くすだけだと仲間を鼓舞しますが、アニメ放送前にアイラに抱いていた姿になってきたなぁ。
なかなかの持ち主
ウム。
何のために頑張るのか
シルヴィとジョーの部屋。ジョーはシルヴィが寝ているのを見て、一人でダンスの練習に励みます。そんな様子を隠れて見ていたシルヴィもジョーの練習に付き合いますが、なぜジョーはそこまで頑張れるの?と尋ねます。何が本当の自分なのかを確かめるように。
「それは……お金のためだな!」
完全に想定外の答えに驚くシルヴィ。でもジョーがそう答えたのはちゃんと理由があって、それは家族のために自分ができることをしているから。シルヴィ自身には全くあてはまらない理由でしたが、それとは別に頑張れる理由がジョーには芽生えたようです。
ジョー「国も育ちも違うみんなが集まって、一からやったこともないことをしようって」
ジョー「仕事のはずなのに、なんかわくわくすんだ!」
シルヴィ「だね!」
ジョーの言う通り、全然違った理由や目的で集まったみんなが、同じ理由で一つの目標に向かっていくという構図は、目的は違えどワールドウィッチーズシリーズの多国籍部隊ならではの描写で、ルミナスウィッチーズも例外じゃないんだよなぁ。
まさかの俺っ娘
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| u (__人__) u |’、′ ’、 (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”;
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ノ 、 ’、 ’・ 、´⌒,;y;/////;;;;;ノ、"'人 ヽ
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( ヽ、 ,.γ ー( ´;`ヾ,;⌒)´ 从⌒ ;) `⌒ )⌒:`.・ ヽ
| ヽ γ⌒ヽ)ニ`:::、 ノ ...;:;_) ...::ノ ソ ...::ノ
可愛すぎて死ぬんだが。
「バカね。音楽隊は誰もそんなこと気にしないでしょ?」
お前が言うな😭😭😭😭😭😭😭
ホテルの一室のシーンで流れているピアノのBGMが好きすぎる……ルミナスのサントラはよ。
まっしろリボン
シルヴィとジョーのデュエットソングいい……。シルヴィ回と見せかけてシルヴィとジョーの回だった今回、この挿入歌「まっしろリボン」も2人のことを歌い上げた曲になってますね。
ワールドツアー1公演目の会場は?
ルミナスウィッチーズのワールドツアー1公演目となるロマーニャでのステージはカラカラ浴場の野外ステージ! 実際にカラカラ浴場遺跡では夏になると野外ステージが建てられてオペラが公演されていたりするらしいです。
カラカラ浴場
セプティミウス・セウェルス帝の計画を引き継ぎ、ローマ帝国第22代皇帝カラカラがローマ市街の南端付近に造営したローマ浴場。遺跡は夏のオペラシーズンのローマ歌劇場のバックドロップとして建っている。1960年のローマオリンピックの間の器械体操競技会や1990年イタリアFIFAワールドカップ決勝前夜の三大テノールのコンサートのように現代のイベントの開催地の1つになってきており、また、ローマの観光名所の1つとしても親しまれている。
▼GoogleMapにて上空からみたカラカラ浴場。ちょうどステージがある。
シルヴァーナ・アデライーデ・ディ・カリニャーノ
ロマーニャでのステージを終え、爆撃機で移動中にみんなに自分の本名と素性を明かすシルヴィ。今はルミナスウィッチーズとして一緒にみんなとステージに立ちたい気持ちが伝わってきます。
マリア「平たく言えば、ロマーニャの女王様候補の一人ということなのです。」
と言っていますが、スト魔女ヲタクとしてはもう1人のマリア、マリア公女のことを思い出した人も多いでしょう。マリア公女はストライクウィッチーズ2期にてルッキーニがローマで出会ったロマーニャ公国の第1公女です。
マリア・ピア・ディ・ロマーニャ。1943年にマリアの父親がロマーニャ公に即位したことで第1公女となった彼女ですが、ロマーニャは王国ではなく公国、「公」とは貴族のことを指しますので、王家ではなく貴族が統治する国になります。
なので、ルミナスのマリアが「女王様」と言っているのは超分かりやすく言っているだけに過ぎず、本来は王女ではなく公女です。念のため。
ロマーニャ公国のモデルはもちろんイタリアなのですが、実際のイタリアは当時は王国でした。これはイタリア統一運動が19世紀に勃発し、その中でサルデーニャ王国が中心となってイタリアを統一したことにより成立した国なのですが、WWの世界ではおそらくこの統一運動は発生していません。
代わりにロマーニャ公爵家という貴族が大きな勢力として統治していましたが、その他の小国も成立しており全土が統一されない状況でした。その中で怪異(※今でいうネウロイのこと)退治のために軍の共通化が図られたことで小国が連合してロマーニャ公国が成立します。
シルヴィの家系であるカリニャーノ公はおそらくその小国を治めていた公爵家の中の1つであり、かつロマーニャ公国は小国が連合して成立した国であるものの本筋はロマーニャ公の家系であることから、有事が発生した場合にロマーニャ公国の公女になるかもしれないという意味でルミナスのマリアは「候補」と言っているのかなぁと思います。
シルヴィに関しては、転属の経緯として、「自分の部隊で怪我でもされたら…」というのはあるでしょう。
— 島田フミカネ fantia https://fantia.jp/fanclubs/319092 (@humikane) August 5, 2022
彼女が航空ウィッチとして実戦に出たら、可もなく不可もなく、というあたりに落ち着きそうな気がします。
ロマーニャ公女マリアとは、パーティーとかであったことがあるくらいの軽い面識
シルヴィはシルヴィ、ジョーはジョー
もちろん音楽隊のみんなはそんなこと誰も気にしません。だってシルヴィはシルヴィだから。
あぁ、ルミナスウィッチーズの温かさが心地いい……。
「これが歌う魔女!」
この厳しい時代の中、彼女たちが何者かを問うのではなく、何を伝えようとしているのかに耳を傾けましょう。戦わないウィッチであっても、彼女たちの人々を想う心に何の変わりがあるでしょう。
ルミナスウィッチーズって何なの?って思ってた自分にすごく刺さるなぁ。有力者のこういう声がこれからの活動にきっと大きな力になりそう。そういう意味では最初にロマーニャでライブが出来たのは幸運だったかも。
まとめ
シルヴィとジョーのお当番回でしたが、ずっと気になっていたシルヴィの素性がついに明かされましたね。実在する教会のだまし絵から自分の偽りの姿に対する葛藤を描くという脚本が個人的にはグッときましたね。天才か?
ただワールドツアー初めてのステージが何事もなく成功したのが描写不足な感じもありますね。本当に来てくれるのかなぁという不安に対して、あっさり人が集まって成功してしまったので拍子抜けな感じはあるかも。ロマーニャの人はノリがいいから集まってくれたと解釈しますw
キャラの解像度が爆上がりしてて最高に楽しい……!
まんまやん。
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