やる夫と学ぶ第502統合戦闘航空団「ブレイブウィッチーズ」その2…悪夢から立ち上がった不屈のグレートエース
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1939年、黒海に怪異の巣が出現し、ダキアを即座に陥落させた後、オストマルクに侵攻しようとしていた。
その時オストマルク方面にて第52戦闘航空団(JG52)の一員として活躍していたのがグンドュラ・ラル少尉(当時)である。
※帝政カールスラント皇帝フリードリヒ4世

そしてネウロイはオストマルクを陥落させ、次なる標的はカールスラントに絞られた。
皇帝フリードリヒ4世はカールスラントから撤退する作戦を敢行させ、ラル少尉のいるJG52も一部部隊を抽出し、カールスラントからスオムス方面に撤退する「ビフレスト作戦」に参加することとなる。

彼女らは撤退する民衆の殿(しんがり)を務め、最後までベルリンの防衛を果たした。



この撤退戦の中で中尉に昇進していたラル中尉は、スオムスにて再編成された部隊によってペテルブルク方面に進撃する「バルバロッサ作戦」に参加する。
しかしここで悲劇は起こった。


1941年11月、ペテルブルク周辺にて戦闘をしていたが、市街地での炎上により煙が充満し、視界が極めて悪化していた。


ラル中尉はその状況でもネウロイを撃破することに成功し、エースとしての実力を見せつける。
しかしネウロイを撃破した後に生じた破片が、悪化していた視界をさらに悪化させることになる。







ラル中尉は完全に視界を遮られた中、他のネウロイによる攻撃を受けて瀕死の重傷を負ってしまうも、なんとか不時着には成功した。


ひとまず、ペテルブルクからスオムスへとラル中尉は移送された。
その時負傷者輸送用機として使用されたDC-2はバルトランド貴族のローゼン伯爵が私費で購入し、旅客機から爆撃機に改造した経歴を持っていた機体だったが、
爆撃精度が悪く、爆撃機から輸送機への再改造が行われた機体でもある。






スオムスで治療困難と判断されたラル中尉はスオムスからブリタニアへと再びDC-2によって輸送されている。


ローゼン伯爵によって送られたバルトランドの高度な医療チーム、ブリタニアの医療設備、そしてオストマルクのウィーンから逃れてきた医療ウィッチの懸命な治療により、なんとか一命を取り留めたラル中尉。
しかし脊髄の骨折は再起不可能な重傷であるため、誰もがラル中尉の現場復帰は不可能だと思っていた。
その9か月後――――――――――――――――――――・・・


なんとあの墜落から9か月後、彼女は再びペテルブルクの空に舞い戻ってきた。
しかも彼女は復帰したその日にネウロイを一機撃墜しており、さらに復帰した一か月だけで30機近いネウロイを撃墜している。ラル中尉は復活した。










急なGがかかる動きではさすがに腰の痛みが強くなり、またオラーシャの酷寒もあり、慢性的な腰痛に悩まされることになる。

そこで彼女は一通の手紙を出した。
宛先にはブリタニアで彼女の一命を取り留めた際に治療をしていた医療ウィッチである。
ローゼン伯爵を通してその手紙が医療ウィッチに届くと、しばらくしてある物がラル中尉の元に届けられた。

それは魔法繊維によって編まれたコルセットだった。
コルセットを着用すると慢性的な腰痛を戦闘中に感じることもなくなり、撃墜数もさらにうなぎ登りに増えていった。





つづく
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